ジンベースのカクテルの魅力は?代表的なカクテルを紹介!

ジンを使ったカクテルの魅力は?代表的なジンベースのカクテルを紹介!
世界4大スピリッツとして非常に人気のあるジンですが、ジンを使ったカクテルはどれくらいあるかご存じでしょうか。ジンベースのカクテルは、度数が高く敷居が高いように思われるかもしれません。しかし、実は、スタンダードで飲みやすいカクテルもたくさんあります。

ここでは、ジンベースのカクテルの魅力や種類、注意点などについて詳しく解説していきます。

 

ジンベースカクテルの魅力

ジンは、大麦、ライ麦、小麦など、様々な穀物やフルーツなどが原料の蒸留酒で、ジンのベーススピリッツの原材料はとくに決まりがありません。また、ジンはボタニカルと呼ばれる、植物由来の素材で香りづけされています。ジュニパーベリーとよばれる針葉樹の実によって香りづけされていて、華やかな香りが特徴です。ジュニパーベリーで香り付けされていることが必須条件なので、ジュニパーベリーはジンを作るうえで中核を成す欠かせない原料だといえるでしょう。その他、ボタニカルに使われる薬草やスパイス類は、コリアンダーや柑橘類、シナモン、フェンネルなどのさまざまな種類があり、それらの組み合わせは無限にあります。ジンの味の違いは、使うジュニパーベリーの量やボタニカルに違いによる風味も銘柄の個性を作り出す要素として大きいといえるでしょう。銘柄ごとに違った風味があるので、ジンベースのカクテルを飲む際には銘柄を意識して飲むのも楽しみ方の1つです。ジンはその土地の特徴や作り手の方向性を決めやすく原材料や熟成期間に縛りがないので、とても作りやすいスピリッツと言えます。近年のクラフトジンブームはそのような背景もあり、急速的に世界中に広がっていきました。旅先でその土地のクラフトジンを使ったカクテルを飲むなんてことも、当たり前になってきています。

 

代表的なジンベースカクテル

ジンベースのカクテルは、最も人気のある種類の1つであり、さまざまな種類のカクテルが存在します。ジンの特徴は、香りに爽やかさがあり、ドライで辛口なものが多いので、さっぱりとした飲み口のカクテルが多い点でしょう。ここでは、スタンダードカクテルともよばれる代表的なジンベースカクテルについて解説します。

 

シンプルながら傑作であるマティーニ

マティーニは、別名カクテルの王様と呼ばれるほど著名であり、長きに渡り支持されているジンベースカクテルです。標準的なレシピでは、ドライジンとドライベルモットを3〜4:1の割合で作られ、ベルモットがより少ないマティーニをドライマティーニといいます。マティーニには、オリーブを添えられることも多いのですが、食べない方もいますし、食べ方はとくに決まっておらず個人の好きにしていいといわれています。ACEのレシピはかなりドライな感じになっておりますが、ジンの甘みが感じられ飲みやすいマティーニを提供できるよう努力しております。

 

爽やかな甘さがクセになるギムレット

ジンとライムジュースを4:1の割合で混ぜ合わせて作るのが、ギムレットです。突き刺すような味わいからギムレット(錐)と呼ぶ説や、ギムレット卿が健康のためにジンにライムジュースを混ぜたことが由来だという説があります。現在はフレッシュライムジュースを使うのが一般的ですが、オールドレシピではローズ社のコーディアルライムジュース(甘みの付いた既製品のライムジュース)を使うので、そこにこだわるバーテンダーもいます。ACEではフレッシュライムを絞り、甘さを加えて作ります。

 

ミステリアスな歴史をもつブルームーン

ブルームーンは、「ありえない事」「奇跡」などの意味合いがあり、作成者のことが分かっていないことから、ミステリアスなカクテルだとされています。標準的なレシピでは、ジン1/2にバイオレットリキュールとレモンジュースを1/4ずつ加えます。ACEでは、マリーエンホフ社のヴィオラリケール(スミレの花のリキュール)を贅沢に使い仕上げます。

 

レモンの酸味ですっきり飲めるホワイトレディ

ドライジン1/2にホワイトキュラソーとレモンジュースを1/2ずつ加えると、ホワイトレディになります。レモンの爽やかさが加わり、甘味と酸味の均整の取れた味わいで、口当たりのよいカクテルです。サイドカーやX-Y-Z、バラライカなど、ベースを変えることで別のカクテルになるのも特徴といえるでしょう。ACEのレシピはジンがやや多めで、甘すぎないさっぱりしたテイストになっています。

 

ジンベースカクテルを飲む際の注意点

ジンは蒸留酒なので、アルコール度数が40度以上ある比較的アルコール度数の高いお酒です。ジンベースの中でもカクテルグラスに注いで提供されるショートドリンクは、飲み過ぎに気をつけましょう。また、コアントローなど度数に高いリキュールと合わせると-アルコール度数が高くなりすぐに酔いがまわってしまうかも知れません。

お酒が弱い方は、ジントニックやジンフィズ、ジンバックなどの炭酸飲料などで割ってある、氷の入ったロングドリンクがおすすめです。また、お酒が弱くてもマティーニやギムレットなどのショートドリンクが飲みたい際には、バーテンダーに相談することで、お酒の度数を下げて提供してもらえることもありますが、「できません」と言われることも多いと思います。健康に気遣いながら楽しくお酒を嗜むことが、お酒を飲むうえで重要なことです。

 

まとめ

ジンは、穀物や果実など、様々な原料から作られます。一番の特徴としては、ジェニパーベリーが用いられている点でしょう。また、銘柄ごとに使っている薬草やスパイス(ボタニカル)が違っているため、カクテルにした際に微妙な味の変化があります。ジンベースのカクテルには、マティーニやギムレット・ブルームーン・ホワイトレディなどがあり、それぞれに歴史や由来があるのも面白いところです。

「the BAR ACE」は、フルーツをたっぷりと使った季節感あふれるカクテルを提供し、お客様に季節を感じてもらえるよう目指しています。また、季節のカクテルだけでなく今回ご紹介したマティーニなどの、バーテンダーの技量が試されるスタンダードなカクテルもおすすめです。バーに行くのが初めての方や、慣れていない方でもくつろげる環境作りを心がけています。ご来店をお待ちしております。

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